歯周病を治す再生療法(自費治療)
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この患者さんはとてもお忙しい方でした。
なかなか歯医者に行けず、中等度から重度の歯周病でした。
最初の頃は腫れては膿を出しの連続でした。
治療は1年以上かかり、費用も自費治療を含んでいたのでかかりましたが、
幸い1本も自分の歯を抜く事無く治療を終了し、
現在はどこも腫れる事無くメインテナンスに通っておられます。
レントゲンに写る程大きな歯石がついていました。
歯石はもともと、お口の中の細菌です。
これが歯垢になり、歯石になりますが、レントゲンで写る大きさになるまでには何年もかかります。
この患者さんの右上奥歯のレントゲンを診ると、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深い所(7番の歯)には大きな塊の歯石(図の赤→の先)がついており、歯を支える骨も根の先近くまで無くなっていました。(赤の点線)
治療では、歯肉を切開してこの歯石を綺麗に取り除く事が必要でした。(Afterのレントゲンでは塊の歯石がきれいに無くなっています。奥歯の狭い部分の外科処置は難易度が高く、どこの医院でもできる処置ではありません。)さらに、この患者さんはエムドゲインを用いた再生療法(自費;税抜き7万円/本〜)を希望されました。
結果として、歯を支える骨(歯周組織)も再生し、歯を残せただけではなく、歯周ポケットも浅くなり、細菌を寄せつけにくい、磨きやすい状態を手に入れる事ができました。(上のレントゲンがBefore、下のレントゲンがAfter)
他の部位も健康を取り戻しました。
レントゲン写真は同じ患者さんの右下の奥歯です。
ここでも治療がうまく奏効し、健康を取り戻す事ができました。
一般的に、悪くなった歯を残す治療には期間と患者さんの協力、費用がかかります。
ただ、歯科医院の力量によっては抜歯になったり、対症療法ですっきりしない状態と付き合いながら末期に至るのを待つだけになる事も多い様に思います。
もちろん、こういった治療は全ての患者さんに適用できる治療ではありません。当院ではセカンドオピニオンで来院される方も多いのですが、この治療が適用できる方はわずかです。(前医で末期になってから不安に思い、来院される方が多い為)
当院では手遅れにならない様に、お口の中の状態の説明や予測、治療の説明に力を入れています。状況によってはこのレントゲン写真の患者さんの様に改善する事も可能です。
原因にしっかり対処する根本治療に力を入れており、悪くなる前からきちんとした歯周治療、メインテナンスを提供する事(本当の意味での予防)も可能です。気になる方はできるだけ早めにいらしてください。
院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお)
大阪大学 歯学部卒
(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医
(所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。)
南部(なんぶ)歯科医院
地下鉄烏丸線「北山」駅下車東へ徒歩5分。
無料駐車場5台完備。
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