前歯の治療には奥歯が大事!!
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奥歯が無くても、前歯があればいいや!!って思っていませんか?
前歯があっても奥歯が無ければ食べ物をきちんと咀嚼(細かく)できませんし、
食感があるものが食べれず、栄養不足や消化不良で胃腸の調子もすぐれなくなります。
そうなると免疫力も低下し、健康を損なう事にもつながります。
奥歯が無いと、前歯が出っ歯やすきっ歯になったり、ぐらついたりします。
意外と知られていませんが、下の奥歯は結構人から見えるので、審美領域と考えられています。
見えないところは気にしないなんて思っていても、
会話をするだけで下の奥歯の無い人はすぐにわかります。
また、奥歯は前歯を長持ちさせるには必ず左右上下必要です。
左の奥歯だけで咬んでいる人は左の糸切り歯周囲の前歯が、右の奥歯だけで咬んでいる人であれば右の糸切り歯周囲の前歯がぐらついたり、欠けたり、被せ物が取れたり、歯茎が痩せたりします。
この患者さんは食事がしにくい事と前歯の治療、歯周病治療を主訴に来院されました。
前歯にはセラミックが入っていましたが、奥歯が無く、
前歯で食事をせざるを得ないため、
奥歯で支えるべき力が前歯にかかってしまい、耐えきれずにぐらついていました。
また、歯間ブラシなどの清掃器具が通らないセラミックの被せ物や、
メインテナンス不足により、歯周病も進行しておられました。
歯の揺れや歯肉の腫れも無くなり、健康的な口元になりました。
歯磨きの指導に始まり、
歯石の除去や保存不可能な歯の抜歯を行い、
専門的な歯周外科治療、かみ合わせの治療を行い、
治療が終了しました。
今後もメインテナンスが欠かせませんが、
食事もしやすくなり、見た目も良くなったと大変満足しておられました。
この方は、治療の相談の上、奥歯を入れ歯で作りましたが、インプラントで作る事も可能です。
大事な事は、奥歯の治療や歯周病の治療を考えた上で、前歯の審美治療を行っているという事です。
例えば、奥歯が無くて入れ歯がどうしても嫌という人には奥歯のインプラント治療にかかる費用を考慮した上で前歯の審美治療の方法を考える必要があります。
お口の中の状態が健康に関わる以上、
歯科治療では見た目の改善より安定した機能の改善が優先事項であると考えています。
前歯をなんとかして欲しいと言われる場合には必ず奥歯のチェックをしています。
「前歯に治療費をかけ過ぎて、奥歯にかける費用が無い」なんて事の無いようにしましょう。
院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお)
大阪大学 歯学部卒
(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医
(所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。)
詳しくはこちら→https://min-implant.jp/doctor/#pref25
南部(なんぶ)歯科医院
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