前歯の4本のインプラント治療(インプラントは2本使用)
インプラント
画像は術前と術後の比較写真です。
交通事故が原因で前歯を多数失ったこの患者さんは、歯も、その周囲の骨も失ってしまいました。
インプラントは無理だから、どこか近医で入れ歯を作ってもらってくださいと大学病院で言われ、審美的な入れ歯の製作を希望され、当院に初診来院されました。
当初は入れ歯を製作しましたが、「前歯の(審美領域の歯の)取り外し(入れ歯)」や「左右隣の犬歯を削る事(ブリッジ)」に抵抗があり、インプラント治療を希望されました。
大学病院では無理と言われていた様ですが、当院ではインプラント治療が可能である事を実例を見てもらう事でご理解いただき、人工骨移植を併用して治療を行いました。
垂直的、水平的に10㎜程度の骨が不足していましたが、人工骨による造骨と歯肉の移植により、下の写真の様に審美的に再建する事ができました。
審美領域でなければ、骨のある所をできるだけ利用し、骨移植を避ける事が可能な場合もありますが、人前に常にさらされる審美領域では、最終的に入れたい前歯の位置にインプラントの位置が規制されるため、骨移植が必要になる場合が多く、ピンポイントに正確にインプラントを入れる技術、確実な骨造成ができる技術が必要となります。また、歯肉の移植の技術も必要とされる場合が多いです。
これらの治療は、決して患者さんに好まれる治療ではありませんし、骨の再生や歯茎の成熟を必要とする為、時間もかかります。
もちろん、2〜3日の腫れは避けられませんが、意外と痛みはほとんど無い事が多いです。
こういった治療をされる患者さんも怖いという気持ちはもちろんありますし、できれば避けたいと思っておられます。しかし、無くなった前歯を一生取り外しで生きていく事(入れ歯)と、きれいに再建して今後思い切り笑ったり食事をしたりできる事(インプラント)とを天秤にかけられ、勇気を振り絞って治療に臨んでいただいたのだと思います。
また、インプラント治療では、無くなった本数分インプラントを入れなければいけない訳ではありません。(この患者さんは2本のインプラントで4本の歯を作っています。)
無駄な費用がかからない様に考慮する事も大事だと考えています。
当院ではこういった患者さんの希望にもしっかりと応える事が可能です。
もちろん、可能な限り患者さんの負担が少ない治療を心がけていますし、簡単なインプラントであっても基本に忠実に丁寧な処置を心がけております。
相談を希望される方はぜひご連絡ください。
院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお)
大阪大学 歯学部卒
(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医
(所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。)
詳しくはこちら→https://min-implant.jp/doctor/#pref25
南部(なんぶ)歯科医院
地下鉄烏丸線「北山」駅下車東へ徒歩5分。
無料駐車場5台完備。
075-202-4028
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